あなたは自分の足が好きですか？

先日、イベントで足相鑑定リーデイングをさせてもらった方のお話です。

その方はご自分の足のことを「汚い足」だと何度も言っていました。

自分の足は汚い足だ、と思っている人は結構いるのではないでしょうか？

実際、足揉みの仕事をしていると「汚い足だから見せられない。」「恥ずかしくて見せられない。」と言う方がたまにいます。

その言葉はそれまでそんなに大きな意味として受け取ってはいませんでしたが、足相を初めてからは、その無意識に発している言葉がとても重要なキーワードだと言うことに気づきました。

手は人に見られやすいパーツであり、自分でもこまめにハンドクリームをぬったり、ネイルをしたり、綺麗にお手入れすることが多いところですが、足は普段人に見せないところ。

その分、本来の姿が表れています。そして足はご自身そのもの。

なので「足が汚い、恥ずかしい、見せられない。見せたくない」などの言葉はご自分のことを言っているとも言えます。

角質や魚の目からのメッセージ

先日足相を受けてくれた方が「私の足ガザがざなんだよ、本当に汚いの〜」とおっしゃっていました。

そんな中でも私に足を見せてくれて、足相を受けてみたいと思ってくれたのがとても嬉しかったです。

見せていただくと実際、足裏全体がかなりの乾燥でカサつきが激しかったです。

その乾燥度や足裏の赤い色からも水分不足や気力でこなしていて、とても頑張ってるな〜というのが足から見て取れました。

さらに角質や魚の目もできています。

角質は自分の脆い部分を守るための鎧。魚の目は自分に矢が向いていてダメ出ししている状態。

その方はとても明るい方でさまざまなことを笑いながらこなしている感じでした。

角質ができているところは、ヒール角質と呼ばれる、親指と人差し指の間下がったところ。

足指の形からも真面目さが伝わってきますので、その角質はご自分の中に理想や望む姿があって、そこに自分を当てはめようと頑張りすぎて、不安や心配な気持ちなどに鎧を被せて隠して明るくしているようにも感じました。

蟹などもそうですが、硬い殻（鎧）の下には柔らかい身があります。それを守るために硬い甲羅があるように、繊細な自分の気持ちを守ろうと固くなっている姿が足にも表れているのです。

また、魚の目は理想や想いが叶っていないことに、自分が悪いからできていない、と自分を責めたり、自分にはできないのではと未来に対して思い込んでいたりしているかな、とも感じました。

そんな頑張っているご自分にはなかなか気づかないものです。

足からの本音

足にはそのような気づいていない心と体の状態が表れていて、さらにリーデイングしていくことで潜在的にある本音を紐解くことができます。

リーデイングは私はただ質問していくだけ。

初めは頭で答えようとしますが、だんだん思考ではなく腹の底からの声に気づき、それを言葉にすることで、より本音として自分で感じることができます。

リーデイングを進めていくと、その方から最終的に出てきた言葉は「休みたい」でした。

理想とすることを全力で成し遂げなければ、とがむしゃらに走ってきましたが、そんな本音に気づいた瞬間、ほろっと涙があふれてきました。

自分の足が汚いと言っていたのも、なかなか理想に到達できない、そんな自分は醜い、汚いと言う言葉になっていたのかもしれません。

リーディング終わった後は気持ちもスッキリされたようでした。

足から教えてもらった本音に気づくと自分の足が愛おしくなります。

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心は日々変化します。それと同じように足も変化しますので、ご自分の現在地を知るためにも定期的に足相受けられることをお勧めします。

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